
2025年09月01日(月曜日)
千葉県東庄町の気鋭書家そうせつさんの書下ろし作品を毎月掲載しています。
どうぞお楽しみください。

「無我」
よく、「無我の境地」なんていうことがあります。
言葉では簡単ですが、実際そんな状況になるというのはなかなか難しいというのは皆さんも経験的に感じることと思います。
辞書で「無我」を調べてみますと、
・私心が無いこと
・我を忘れること
などと書いてあります。
また、仏教でも非常に大事な言葉のようです。
といいますのも、苦しみの大きな原因は「自我」への執着であると説いているからです。
つまり、自我を少なくし無我に近づけば苦しみの量は自然と減っていくというわけです。固定化された自我など「無い」と理解することが、まずは大事なようです。
考えてみれば、確固たる自分や信念なんてものがあると思い込んでいても、風が吹けば吹っ飛ばされ、つまずけばポキッと折れてしまうなんてことは誰しもあることだと思います。
にもかかわらず、「自我全面」に毎日を暮らしていると、理想と現実の差でストレスを抱えることになるのではないでしょうか。
いきなり「無」は厳しいですから、第一歩は減らすことから。
自我度100から70くらいになるだけでも気が楽になるかもしれませんよ。
今回の書は、それこそ形にとらわれず無我を目指して書いてみました。
…目指している時点でまだまだ「無我」は遠い模様(笑)。