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来迎寺だより

2026年08月01日(土曜日)

今月の書 ~来迎寺有縁の書家そうせつ~

千葉県東庄町の気鋭書家そうせつさんの書下ろし作品を毎月掲載しています。
どうぞお楽しみください。

今月の書

書家そうせつコメント

「我々の苦悩の中で最も歓迎できないのは、自分自身の存在を軽視することだ。」

日頃多くの学生と接する中で感じること、それは、自身のことを「卑下」する子が多いということ。

「自分はダメだから…」そんな言葉を聞くと、切なくなると同時に、もったいなぁ、という気持ちになります。可能性を自分で狭めてしまっているのです。

10代なんて、これから「できないこと」の方が少ないですよね。
たいていのことはやる気になれば何とかなります。

気持ちが脳にも影響するというのは、きっと皆さんも聞いたことがあるのではないでしょうか。だから怖いのです。

ちなみにこの書の言葉は、モンテーニュというフランスの思想家の言葉です。今から500年近く前の人物の言葉。
ということは、今も昔も自身を否定しがちな人はいたということ。

やはり根本的には人の悩みがちなことは変わっていないようです。

ただ、悩みといっても様々。その中でも一番いけないのが「卑下」すること。
そう結論付けています。

時を超えて、賢人の言葉に耳を傾けたいものですね。

皆さんの周りにも、こういった人がいたら、ぜひ励ましてあげましょう。
…でも、励ますのもまた難しい。
ヘタな言葉をかけると逆効果なんてこともあります。

どんな言葉をかけてあげようか、こちらが悩んでしまいますね。
「思い悩むのは、誠実に生きている証」なんてことを言う人もいます。

この言葉、なにかヒントになりそうです。
さあ、この書をきっかけに、考えてもらえたら…。

当方、自信とまではいかずとも、みずからを受け入れながら今日も書いております。