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2022年01月13日(木曜日)
取材記事<大晦日に参拝にいくと、除夜の鐘つきが体験できます>
■広報担当(取材・執筆者)
こんにちは!来迎寺の広報活動のお手伝いをしているコミュニケーションスムージーです。広報業務(情報発信)代行業、広告・宣伝物のデザイン業を行っています。
2021 年 12 月 31 日。コロナ禍で迎える大晦日も2年目となりますが、来迎寺では例年通り除夜の鐘つきとお焚き上げ供養が行われました。
天気予報では極寒の年越しとなるとも言われておりましたが、当日は雨雪風にさらされることなく境内は穏やかな空気に包まれていました。
来迎寺の大晦日の予定は、
22 時から佛名会法要が行われたあと、22 時 30 分からのお焚き上げ・除夜の鐘がスタートします。除夜の鐘つきはどなたでも参加可能で、お焚き上げする品物の事前受付もしています。
お焚き上げ希望の方々が訪れる大晦日の昼間。供養したい品や思い出の品が持ち込まれていきます。
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ゆく年くる年。
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そうして徐々に暮れゆく静かな時間の流れていくなか、境内もライトアップされはじめます。
日も暮れて一段と空気が冷え始めた夜 10 時 30 分。 いよいよ大晦日の行事が始まります。
■佛名会法要
■お焚き上げ
■除夜の鐘つき
23時を回ったころから参拝者の方々が訪れはじめました。まずは本堂に向かい手を合わせ、その後、鐘楼堂へ。除夜の鐘をひとつ、ついていただきます。
階段を登り鐘楼の高台から境内を見渡すとまた違った来迎寺の景観を拝めます。これは、除夜の鐘をつくことも含めて、普段ではそうない機会、貴重な体験のひとつではないでしょうか。なお、来迎寺のようなやぐら形式の鐘楼堂は、現代では珍しいとのこと。
鐘の前に座り、鐘つき棒 「撞木(しゅもく)」を2〜3度前後に揺らしてから適度な力でつきます。
「ゴーン」と響く除夜の鐘の音。百八のうちの一つを自分がついたと思うとなんだか感慨深いです。
こうして大晦日の夜10時30分からはじまったお焚き上げと除夜の鐘つきは、年をまたいで皆様の手で百八までついて無事終了となりました。
<取材を終えて> 今回、大晦日の様子を取材させていただき、まず心に湧いてきたのは、意外でしたが「楽しい!」という感情。 お焚き上げや除夜の鐘つきは、厳粛な空気の中で粛々と行われるものであり私たち一般人とは無縁の世界だとずっと思ってきましたが、全然そんなことなくて、むしろ誰でも「歓迎」してくれる優しくてあたたかい世界でした。もちろんご先祖さまへの感謝の気持ちや、一年間を振り返り新しい年への抱負を持つひとときは大切にしながらも、同時に、お焚き上げの炎やライトアップされた境内の幻想的な雰囲気を楽しみ、除夜の鐘つき体験や、天気が良い日は星空も見えるので、イベント感のある行事でありました。参加した後はとても清々しい気持ちになります。 ぜひみなさんも来迎寺の行事に参加してみてはいかがでしょうか。 (取材・編集・執筆/Communication Smoothie)