来迎寺ロゴ

ホーム  > 今月の書

来迎寺だより

2023年06月01日(木曜日)

今月の書 ~来迎寺有縁の書家そうせつ~

千葉県東庄町の気鋭書家そうせつの書下ろし作品を毎月掲載しています。

どうぞお楽しみください。

今月の書

今月の書そうせつ|2023年6月

書家そうせつコメント

安岡正篤 「六中観(りくちゅうかん)」

意訳:
死中活あり(もう駄目だという状況の中にも必ず活路はある)。
苦中楽あり(どんな苦しみの中にも楽は見つけられる)。
忙中閑あり(どんなに忙しい中でも閑はつくれるし、またそういう余裕を持たなければならない)。
壷中天あり(どんな境涯の中でも自分独自の別天地を持つ)。
意中人あり(尊敬する人、相許す人を持つ)。
腹中書あり(頭の知識ではなく人間の土台をつくる書物を腹に持つ)。
(致知より)

人間力と言ってしまえば簡単ですが、なかなか実践することは難しいと思います。

そんな時こそ書の出番であると考えます。
書いて意識、観て意識。まずは私も六中観のひとつからでも実践を…

読みやすく、でも深みを持たせたい、という意識で書いてみました。