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来迎寺だより

2026年02月01日(日曜日)

今月の書 ~来迎寺有縁の書家そうせつ~

千葉県東庄町の気鋭書家そうせつさんの書下ろし作品を毎月掲載しています。
どうぞお楽しみください。

今月の書

書家そうせつコメント

「多くの言葉で少しを語るのではなく、少しの言葉で多くを語りなさい。」
~ピタゴラスの言葉~

耳の痛い言葉です。
2500年近くも前にこの格言を残したのは、古代ギリシャの哲学者ピタゴラスです。
あのピタゴラスの定理(=三平方の定理)、のピタゴラスさんです。

彼は「数」を万物の根源と考えていたとのこと。
きっと言葉も数と結びつけていたのでしょうね。

言葉数が多いのに中身がないなんてよくあることですが、ピタゴラス的にはそんな状況が許せなかった?のかもしれません。

人は語りたがるものです(…はい)。
その時は一生懸命になって意味のあることを話しているつもりでも、冷静になるとなんと無駄の多いことか(…ハイ)。

無論、そんな話が「ダメ」ということではありません。
だって人の会話の大半がそんなお話ですからね(笑)。それがまた楽しいのも事実。

問題は時と場合を考えられるか、です。
時間は有限。こと自分の時間は大事ですが、他人の時間もまた同じだということを人は忘れがちです。

急いでいる時や疲れている時に、何を言いたいのかわからないような話を聴かされるのは辛いものがあります…
語弊を恐れずに言えば時間泥棒です。

そうならないためにも、この格言を頭の片隅に置いておくといいかなと思います。
…忘れないようにします。

それに、話がスマートな人ってカッコいいですよね。
言葉選びや話の持っていき方が上手だと、こちらも楽しく話せます。

何かを伝えたいときには前もって整理をして話す、なかなか容易ではありませんが、ある意味「思いやり」とも言えます。
まあ、ごく親しい中なら別ですが…

言葉が乱れ乏しくなってくると、こういった気遣いもできなくなってきます。やはり言葉を知るということは、その分世界が広くなるということなのでしょうね。

せっかく便利なものがそろっている時代ですから、たくさん調べてどんどん世界を広くしていきたいものです。
おっと、言葉が多くなりました。反省…。