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来迎寺だより

2024年01月30日(火曜日)

取材記事

【来迎寺だより】来迎寺の大晦日〜令和5年-令和6年〜日常と非日常が交差する日

お寺をお守りする「龍」(令和6年の干支)が威風堂々と鎮座している本堂

<お寺をお守りする「龍」(令和6年の干支)が威風堂々と鎮座している本堂>

令和5年12月31日は朝から大降りの雨が降っていため、午後からの準備や恒例の大晦日行事への影響が心配されましたが、お昼前にはカラッとした見事な青空が広がってくれました。それはまるで私たちの気持ちを察してくれたかのような現象でした。

そんな中、来迎寺には多くの方々が年越しの参拝にお越しになりました。 檀家の皆様をはじめ、顔見知りの近所の方々、今年初めて訪れたという方々、若者のグル ープや小さなお子様を連れたご家族と、平穏が戻ったと感じる場面もあり、日常と非日常が交差する一日となりました。

大晦日のレポートも三回目となる本記事では、来迎寺の大晦日の一日を4つの時間帯に区切り、ビジュアルストーリー仕立てでお届けします。

心配していた雨が上がり、日差しが境内を照らす中、お寺では準備作業が静かに始まりました。

午後になると檀家役員の皆様が集まり、準備をより一層進めていきます。日常の風景の中に流れる特別な一日。お寺が活気に満ちていきます。

<機材などを持って檀家役員さん方がいらっしゃいました>

<山門に提灯と幕が掲げられます>

<鐘楼堂に除夜の鐘のための照明を取り付けていきます>

<「しめ飾り」は毎年12月27日に飾り付けられます>

<お焚き上げの供養物>

<境内各所にお供えする鏡餅>

<境内を掃除>

<本堂から山門とその先の参道まで一直線に伸びる景観>

<ここでお焚き上げを行います>

<夜だけでなく昼間も参拝者の方が訪れます>

<山門から見た西の夕空。いよいよ大晦日の夜が近づいてきます>

日が暮れると、お寺は静寂に包まれます。大晦日の夜の境内は提灯の明かりが灯り幻想的です。静寂の中にも年越しのワクワク感があり、独特の雰囲気があります。

<幻想的な雰囲気の山門>

<佛名会法要>

<御本尊さまの前でお念仏を称えます>

<境内に移り、住職がお念仏を称え、お焚き上げスタート>

<今回は甘酒がふるまわれました>

除夜の鐘が鳴り響き、新しい年へのカウントダウンが始まります。来迎寺ではご参拝いただきました皆様にもひとつずつ鐘を突いていただいております。音と共に希望と祈りを込めて…新たな年への期待が交差します。

<深夜0時を挟んで鳴り響く鐘の音とともに新しい年へ切り替わります>

<来迎寺ではどなた様も「除夜の鐘」をつくことができます>

***

元旦は、朝から多くの檀家さまが新年のご挨拶とお参りにお越しになられます。

<心新たに神聖な気持ちで山門をくぐります>

<新年も檀家の皆様との交流からはじまります>

<新年の清新な空気感に触れられる境内>

<鐘楼堂の前には、虹色の朝日が差し込んでいました>

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(取材日:令和5年12月31日-令和6年1月1日)

<編集後記>

大晦日の夜にお寺を参拝し、直に除夜の鐘を聴くことで「非日常感」を感じることができます。かつて、 “非日常を感じるもの“と言えば、異国の地への旅行を思い浮かべたものですが、現代では自宅にいながらAIや最先端のデジタルツールに触れることでそれを感じることができるようになりました。ですが、旅先の世界もデジタルの世界も、どこか孤独や不安を伴っているように思います。

一方で、非日常感がありながら身近な「お寺」の存在は安心感を与えてくれます。そこを離れた時に心の落差を感じることがないのです。お寺を訪れた人々の表情からは穏やかさが伝わってきます。短い時間でも、何気ない会話を交わすだけで、非常に豊かな時間を過ごせるのです。そこでは、表に出てこない感情や言葉にならない何かを、皆が感じて共有しているように思いました。

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令和6年の大晦日も参拝と除夜の鐘撞きを体験をしにどうぞお気軽にお越しください。

(取材・編集・執筆/Communication Smoothie)


広報担当(取材・執筆者

来迎寺の広報活動のお手伝いをしているコミュニケーションスムージーです。広報業務(情報発信)代行業、広告・宣伝物のデザイン業を行っています。