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来迎寺だより

2023年06月19日(月曜日)

取材記事

【来迎寺だより】来迎寺の新緑 2023〜境内を散策して植物観察してきました

来迎寺だより_来迎寺の新緑2023

<広大な青空と新緑のコントラストが爽やかです(撮影場所:境外の鐘楼堂前)>

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豊かな森林に囲まれた来迎寺は、年間を通して自然の美しさを愛でることができるお寺です。

新緑の季節になると、境内や本堂裏庭の植物から若葉が芽吹きはじめ、生き生きとしたエネルギーを感じることができます。

耳をすますと、うぐいすなど鳥のさえずり、風の音、風になびく木々の音も聞こえてきます。

来迎寺の境内散策は、感覚をフルに使って楽しめます。

今回、住職の奥様に案内していただき「来迎寺で観察できる様々な植物」を撮影してきました。

この記事では10つをセレクトしてご紹介しております。どうぞお楽しみください。

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来迎寺で観察できる様々な植物

1. 自然が運んできた「アルストロメリア(ユリ科)」

裏庭に初めてお目見えするお花が咲いていました。発見者は住職のお母様で「お仏壇に飾ることができるお花」と教えてくれたそうです。

「種を蒔いてはいないので、風か鳥によって運ばれてきたのでしょう」とのことですが、仏花の種を運んできてくれたなんて、幸運物語がはじまりそうな心温まるエピソードです。

花びらのピンクが色鮮やかでとても綺麗です。

2. 咲きはじめの「紫陽花(アジサイ科)」

来迎寺の鐘楼堂前や裏庭に植えられている紫陽花。この時期の紫陽花はふさふさの葉っぱ の中に芽吹きはじめた蕾のフレッシュさをみて楽しめます。

まだまだ小粒なつぼみの集合体。花は外側から咲いていくのですね。

3. モミジ(カエデ科、落葉樹)

新緑の季節のモミジの木。紅葉になる前の青葉も魅力があります。

日の光をたくさん浴びて光合成を盛んに行なっている「緑色のもみじの葉」を間近でみられます。

4. ハルジオン(キク科)

見た目がマーガレットに似ている「ハルジオン」。
ハルジオンといえば 若い世代は YOASOBI の楽曲名を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

近くで見ると、開花前の蕾がついていました。透けているように感じるライトグリーンがみずみずしいです。下を向いてスタンバイしている蕾は、これから上に向かって花咲いていきます。

5. 野苺(バラ科)

裏庭で野苺を発見しました。地面の上を這っているのは「ヘビイチゴ」。

地上部に伸びているのが「クサイチゴ」。どちらも食べても問題はないようですが、味はないとのこと。

(参考:https://blog.goo.ne.jp/chevette/e/fec39fe0538521ff63e959b8a76cfc64)

6. しだれ桜(バラ科、落葉樹)

綺麗に咲き誇った景色で春を魅せてくれた「しだれ桜」も、新緑に変わりました。

優しいグリーンの新葉に癒されます。

7. 松(マツ科:針葉樹)

日本庭園には欠かせない「松の木」。鐘楼堂を背景に見る松の木は風情があります。

松の新芽。針のような葉っぱですが、柔らかさを感じます。

8. ツツジ(ツツジ科)

春に綺麗なピンク色で華やかな雰囲気をつくっていたツツジも、エネルギッシュな緑一色に変化していました。

新芽が青空に向かって勢いよくのびています。

9. 鐘楼堂前の紫陽花

来迎寺の境内に植えてある紫陽花は色とりどりの花を咲かせます。

<黄色い紫陽花>

<薄紫色の紫陽花>

<白色の紫陽花>

10. 自然発生していた「ミョウガ(ショウガ科)」

境外の敷地の通り沿いに「天然のミョウガ」が生えていました。

土の中から芽が出る前のミョウガ。この茎の下で、薬味としてお馴染みの姿「つぼみ」が育っているのですね。


(取材日:2023年5月27日)

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<編集後記>

来迎寺で見られる植物、鳥のさえずり、風の音。静寂な場所に調和して存在する自然の命。全体の中の一点一点を観察することで「“静かだけど寂しくない“とは、こういうことか」と体感することができました。境内を散策しながら、楽しみながら、自然に「瞑想」 状態になっていたのかもしれません。

自然豊かな立地にある来迎寺では、心穏やかになる時間と空間を堪能できます。
どなたさまもお気軽に足を運んでみてください。

(取材・編集・執筆/Communication Smoothie)


広報担当(取材・執筆者

来迎寺の広報活動のお手伝いをしているコミュニケーションスムージーです。広報業務(情報発信)代行業、広告・宣伝物のデザイン業を行っています。


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