ホーム > 取材記事
2023年09月13日(水曜日)
取材記事<来迎寺の「大施餓鬼法要」は、毎年8月18日>
8月18日(金)、令和5年度の来迎寺「大施餓鬼法要(だいせがきほうよう)」が行われました。
大施餓鬼法要は、餓鬼の世界に落ちてしまい苦しんでいる先祖の霊や無縁の霊に対し、飲食を施して読経供養する仏教法要です。
また、来迎寺の施餓鬼法要は、餓鬼の世界の霊を供養するだけでなく、その年の新盆の霊位や檀家のご先祖さまも供養する意味もあるそうです。
大施餓鬼法要の概要につきましては、来迎寺WEBサイト内「大施餓鬼法要について」のページも併せてご覧ください。
■大施餓鬼法要とは https://raikoji.com/raikoji-dayori/memorial-service/大施餓鬼法要/ ■関連記事 「令和4年度の来迎寺「大施餓鬼法要」を取材しました」 https://raikoji.com/raikoji-dayori/segakihousou2022/
<住職・僧侶入堂>
<施餓鬼法要の儀>
<施餓鬼棚の前で表白(ひょうびゃく)を読み上げる住職>
<住職挨拶>
■住職挨拶(概略)
本日は令和5年度の来迎寺大施餓鬼法要にお参りいただきありがとうございました。 施餓鬼とは、仏教が説いている餓鬼という世界に落ちてしまった方々を供養する法要です。 餓鬼の世界というのは大変苦しい世界です。食べることも、水を飲むこともできません。 ですから、本日はこちらにお水や食べ物をたくさんお供えして餓鬼の世界の方々を供養いたしました。 本日の主役は餓鬼の世界の方々です。 ですので、施餓鬼はご本尊様とは反対の方向を向いて供養します。 ご本尊の阿弥陀如来さまのいらっしゃる世界は極楽浄土です。 餓鬼の世界とは真逆の、苦しみのない世界です。 本日の施餓鬼法要によって、餓鬼などの苦しみの世界にいる方々は極楽浄土へ救われることでしょう。 結びにあたり、今一度みなさまで南無阿弥陀仏のお念仏をお称えしてご供養いたしましょう。
***
この日はよく晴れた金曜日で、8月は全国的な猛暑が続いておりましたが多くの檀家さまにお越しいただきました。
<法要終了後、檀家のみなさまと挨拶を交わす住職>
「大施餓鬼法要」の準備は前日の午後から始まります。
住職と役員さんで、本堂や境内の掃除や、法要で使用する仏具の設置を行います。
<掃除と設置を終えた後の一休み>
<休憩後、施餓鬼棚と本堂入口、および、山門飾りを行います>
<施餓鬼棚には農作物など豊富な自然の恵が供えられます>
<お米一升分の炊き立てご飯>
<お供えするお膳もすべて手作りです>
<塔婆も設置完了です>
すべての準備が整って法要を待つ本堂には、そよ風が通り抜けていきます。
真夏の暑さの中でも、清々しさを感じます。
<鐘楼堂>
余談となりますが、境内では来迎寺を象徴する「鐘楼堂」の補修工事が行われていました。
鐘楼堂は嘉永2年(1849年)の建立とされています。
歴史ある建造物はこのようにして維持されているんですね。
(取材日:2023年8月18日)
***
<編集後記>
全国的に猛暑日が続いた今夏。
特に暑かった8月の月平均気温は、東日本では1946年の統計開始以降、1位の高温となったと気象庁の発表がありました。
そんな中、豊かな森林に囲まれた場所にある来迎寺は、風通りがよく、視覚的にも緑の涼を感じることができ、改めて環境の良さを思いました。
森林の中にある来迎寺の「静寂さ」は、夏でも冬でも晴れの日も雨の日でも、そこに居るだけでこころの状態が整えられます。
来迎寺では、檀家でない方のご先祖供養や、毎月の瞑想会など、どなたさまもご利用ご参加いただけます。
どうぞお気軽にお問い合わせください。
(取材・編集・執筆/Communication Smoothie)
■広報担当(取材・執筆者)
来迎寺の広報活動のお手伝いをしているコミュニケーションスムージーです。広報業務(情報発信)代行業、広告・宣伝物のデザイン業を行っています。
【 葬儀・各種法要承ります 】
来迎寺では、心を込めた安心の供養(葬儀・法事)をお勤めいたします。お気軽にご相談ください。
詳細は、来迎寺WEBサイト葬儀・法要のご案内ページ をご覧ください
【マインドフルネス教室のご案内】
来迎寺の本堂で、マインドフルネス瞑想の本場スリランカの僧侶がお教えしています。
<詳細および開催日時は、来迎寺WEBサイト瞑想教室ページをご覧ください>